Wiiリモコン
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実際に体を動かして遊べるゲーム機、Wiiが発売されて9年経った。
かつてのゲーム機とは違い、ボタンを使わずにコントローラー自体を動かして遊ぶことができる。
Wiiであそぶピクミン2はWiiの前に発売されたゲームキューブのソフトをWiiで遊べるように移植したものだ。
ピクミン2を通して見られるWiiリモコンの操作の問題点や考察を行っていく。
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1.WiiとGCのコントローラーの違い
ゲームキューブからWiiに移植する際に、コントローラーが違うので操作方法に変更があった。 その変更点によってある操作が全く違うものになってしまっている。
マウスをのせる
ゲームの操作に使われるボタンを数えてみると、
GCのコントローラーは全部で11つ、
Wiiのコントローラーは10つで、
GCの方がボタンが一つ多いことがわかった。
内訳を見てみると、AやBといった単体のボタンはどちらも8つ。
つまり、それ以外の十字ボタンやスティックの数はGCの方が多い。
Wiiのコントローラーは、コントローラー自身を傾けたり、
テレビに向けてコントローラーの動きをそのまま伝えることができる。
この操作があるため、方向を表すスティックやボタンがなくてもゲームキューブのゲームを移植することができたのだろう。
ゲームキューブのスティックは、Wiiのコントローラーを動かす操作に変わったのだと言える。
Wiiのコントローラーを動かす操作は、
ゲームキューブのスティックの代わりにもなる!
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2.操作方法の変更と問題点
上記でわかった方向を表す操作の違いは、ゲームキューブからWiiに移植した際にどの操作に充てられたのか、
ピクミン2の操作方法とボタンの対応がどのようにされているかを比較する。
様々な操作が書かれているが、中でも操作をし辛いと感じたことについて着目していく。
まずはカメラを操作する操作と隊列の操作について考えてみる。
カメラの操作は視点を変更すること、
隊列の操作とは、自分が動かしているキャラクターと、
そのキャラクターについていくピクミンというキャラクターを並び替えたりすることとする。
ゲームキューブのコントローラーでの操作は、
同じような操作は同じような位置にまとめられているが、
一方でWiiのコントローラーはそれらがバラバラに配置されており、
とっさにボタンを押そうと思ってもどのボタンがどの操作だったかがわからず、いろいろなボタンを押してやっとやりたかった操作ができるということがよくある。
しかもWii側の十字キーにはカメラの操作以外の役割も充てられいる。
ゲームキューブのコントローラーに比べ、
操作ごとにバラバラのボタンの配置になっている!
また、隊列移動という操作についても問題点が見られる。
隊列移動とは、リーダーのキャラクターを中心として、ピクミンの群れを好きな方向に誘導すること。
GCのコントローラーではCスティックというスティックでこの操作を行うが、
Wiiのコントローラーではスティックが1つ足りないため、
コントローラーをテレビに向け、カーソルで移動する仕様になっている
画像のように、ゲームキューブのスティックならば、 スティックはニュートラルが中心になっているので、違和感なく操作することができるが、 カーソルではその操作はうまくいかなくなる
Wii版のピクミン2で隊列移動をしようとすると、
隊列はリーダーを中心として動くのだが、カーソルは自分の動きと同じように動くので、相対的に動くゲームの中と絶対的な操作をしている自分の意識にずれを感じてしまう。
また、Wiiのセンサーはあまり精度が良くないので、少しでも画面外にリモコンを向けると、あさっての方向へカーソルが行ってしまったり、
ゲームをしている間ずっとコントローラーをテレビの方へ向け続けると疲れてしまうので、
大体は隊列移動をしようと思ってから、
コントローラーをテレビに向け、反応する場所を探し、やっと望んだ操作ができる。
操作するにあたって非常にストレスである。
Wiiのコントローラーの絶対的な操作と、
ゲーム内の相対的な動きにずれがある!
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3.考えられる改善点
以上のことを踏まえて、コントローラーのデザインは変えずに、 より気持ちよく遊ぶことができる操作方法を考えた。
1つ目、統一感のあるボタン配置
隊列の操作は2つしかないため、左手側のコントローラーに、
カメラの操作は3つあるので、右手側のコントローラーに配置した。
似たような操作はまとめることで、わかりやすくなり、
そして近くにボタンがあるので素早い操作ができるようになるのではないか。
2つ目、ニュートラルが存在する動き
このようにコントローラーを傾けるように動かすことで、Wiiの特徴の直感的な操作をしつつ、コントローラーが上を向いている状態がニュートラルになるため、ゲーム内と同じ相対的な動きでゲームを操作することができる。